ところが三時間目の休み時間、彼はこっそりというよりも、のっそりと登校してきた。 絶対に来る時と帰る時は休み時間を使っているあたり、さすがだと思っていた。 席替えをしたなんてことを知らない彼は、やはり案の定前の席にやってきて、さも当たり前のようにストンと腰を下ろす。 丁度、その今の席の主である男子も留守だった。 しばらくして不自然なことにやっと気づいたのか、辺りを見渡し、ついでに私がいる後ろも振り向き、私はちょっとビクッとした。