夜空にランプ




翌日、カーテンを開けると、眩しい朝日が窓から真っ直ぐ降り注いだ。


寝ぼけ眼をこすり、すっかり寒くなった空気を感じながら、背伸びをして真新しい今日の光を浴びる。


何の躊躇いもない朝日に嫉妬さえ覚える。



覚め切らない眠気の中で、昨日の出来事を思い出していた。





会いたくない人がいる。


塚田君の姿を一気にかき消していく。

大声で笑っていたあの人達…。



『クマさん』


『クマー』