「お疲れ様でしたー!!」 気付いたら、もう片付けも終わって。 あぁ……余計なこと、考えちゃったな…。 そ、そうだ… 高橋くんに、来てって言われてたんだった…! 体育館の外に行くと、 高橋くんが壁に寄りかかっていた。 私に気付いたみたいで、 「おぉ、悪いな。」 「ううん、大丈夫。」 「あのさ、」 「ん?」 「俺と付き合ってくれないかな。」 えっ? 「…。」 「へ、返事は後でいいから!」 高橋くんは、それだけ言って、 行ってしまった。