そう。 鬼コーチの命令に従い、なんとか書いたのだ。 「渚、使えそうか?」 「いや、冗談抜きで、良いんじゃないか?」 渚の一言で、ほっと一息つく。 本当にしんどい作業だった。 書き直せって言われたら、泣いたかもしれない。