深音は、見ただろうか。 あの陽気な両親と一緒に、「気取っちゃって」と笑っているだろうか。 早く、連絡よこせよ、バカ。 そればかり気になって、しょうがねぇんだよ。 結局、友人達からの興味本意の連絡にも埋もれず。 深音から短いメールが来たのは、深夜になってからだった。