あの時の約束

「真衣」手を握った。
こんなの有り？今は恋人じゃあ無いのに恋人みたいに接するなんて…。
耳元で囁いた。
「真衣見せて」
「辞めて耳元で囁かないで」
「弱いの？」手を離して、耳を触った。
「辞めて！」
「じゃあ見せて」耳を触りながら言った。
こんなに近くに佳龍が居る。そしてうちの耳を触ってる。こんなにドキドキするなんて…久しぶりだ！
「じゃあ…佳龍…の手の…甲見せ…てそしたら見せる」
「えっ」
「早く見せて！」
「やっぱり辞める。二十歳の時に教えて」
「うん」
「でも真衣の新たな弱点見つけた」
「あぁー」
「ちゃんと覚えておこ」
「良いもん！佳龍がまだ知らない弱点有るもん」
「じゃあ探そうかな」
「辞めて」
「冗談、冗談」
「もう佳龍は思わせ振りだよ」
「誰が思わせ振りだって」横原こちょこちょした。
思わず笑ってしまった。
「鶴橋、鶴橋…」
「降りなきゃあ」
「そうだね」

佳龍変わったよ！
だからいつもと違うドキドキになる！好きのドキドキ。


「真衣の将来の夢は何なん？」
「ヘルパーしながら携帯小説か目指すの！そうだこれにアクセスしてみて！」
「何？」
「携帯小説が見れるサイトだよ！」
「じゃあアクセスしてみよう」
「最近はまてるんだ」
「全員高校じゃあん？」
「そうやで高校生メインにやっているや」
高校二年生の向日葵です。
今頑張って居る事はヘルパーの勉強です。将来の夢はヘルパーしながら携帯小説やる事だよ！
出て来たの見た。
「真衣と同じ夢持つ子居たよ」見せた。
「それ…」と言って携帯を前に出した。「それうちのサイト」
「えっ」
「うちもやってるねん」
「てかファンの人０やん」
「初めたばっかりやし」
佳龍は作品を読んだ。そしてファンになった。
「あっサンフラワーナイトて言う人からコメントが来た」
「良かったやん！」
「うんファン第一号だよ！ありがとう佳龍！」
「えっ」
「佳龍だって判るよ！」
「そっかバレたか」