―――沸き上がる拍手。声援。



一瞬、どこかのスタジアムかと錯覚する
程の熱気に、思わず目眩すら覚えた。



「さあさあ!エントリーNo.15、辻宮様
のパートナーとして出場されるのは、柊
美里ちゃん―――!!」



そんな司会の台詞と共に、口笛のような
歓声や拍手が巻き上がり。



なんだかいたたまれなくなってくる。



―――というか、猛烈に恥ずかしいぞ、
コレ!!



用意された特設ステージで、あの露出度
高めのメイド服。しかも辻宮にはエロい
とまで評価され。




さらにこの突き刺さるような視線。


そして―――。