そんな呟きを 瑠璃と繭に聞かれていたらしく。 瑠璃と繭は 可笑しそうに笑った。 「何いってんの? こんなの普通じゃん」 「そうよ。 どんな貧乏学校よそれ~」 ……ああはい。うん。 そうだね、そうだよね。 そういう奴だったよ、あんたらは。 そうやって貧乏とか庶民とか 人の事おちょくってると 痛い目見るんだぞ、コノヤロー。 ……なんて。 このお嬢様達には、通用しないのか。 はあ、とため息をついていると 瑠璃が私の方に向き直った。