キーンコーンカーンコーン そんなこんなで、私の学園生活は、早くも一ヶ月をすぎようとしていた。 やっと午前の授業が終わった…。 ちなみに今は昼休み。 ……だけど 「ななー、一緒にご飯食ーべよ!」 こいつのなれなれしさは、全く変わっていない。 思わず顔をうぇっ、と歪めてしまう。 こいつのせいで、女子には妬まれっぱなし。 体育館裏にはもう5回も呼び出されたし、殴られそうになったこともしばしば・・・ そんなことを考えていると、ふいに手が繋がれた。 「なーなっ、何考えてるの?」