愛しの黒ライオン



そう思った瞬間、落ち着いていたはずの心臓がバクンバクンと踊りだした。


隣にいる獅子さんに聞こえてしまうんじゃないかってくらい。だから一生懸命心臓を落ち着かせようとした。


落ち着いて心臓。


息を止め目をギュッと閉じるとブリリアントの呼び鈴が鳴った。


「そう言えば、香織ちゃん達を呼んでたんだよな~」


呼び鈴と共に風斗さんが、そう言って持っている箸を目の前に置きキッチンからブリリアントへ歩いて行った――...。