あたしが投げた靴を2足掴んで、優馬くんが倉庫に近付いてくる。
あたしは靴下だから、台の上から下りられない。(厳密に言うと下りることはできるけど、靴下が汚れるからあんまり下りたくない。)
ガチャリと外から掛けられた鍵が開けられ、ドアが開かれた。
ゆっくりと差しこむ光は弱くなっていて、もう外は少しずつ暗くなり始めている。
「…なんつーとこに立ってんだよ…。」
「だ、だってここに上らないと見えないし、この窓しか開いてなかったんだもんっ…。」
あ、あれ…どうしたんだろう…なんだか視界がじんわりと滲む。
さっきまで強い気持ちで立っていられたのに、なんだか足に力が入らなくなってくる。
「っ…あれ、あたしっ…どうしちゃったのかな…えっと、ごめん、なさい…なんで涙…なんかっ…。」
ぐいっと目元を拭っても、後から後から零れ落ちてくる涙。
…泣きたいわけじゃないのに涙が出てくるなんてこと、初めて経験するからどうすれば止まるのか、全然分からない。
「ちょっとそこ、座れ。」
「え…?」
「台の上から下りないで、そこに座れ。」
はっきりしない視界でなんとか優馬くんの指さす先を見つめる。
あたしは台の上にそのままへたり込んだ。
すると、優馬くんがあたしが座るすぐ傍に腰を下ろす。
「…?」
そのまま顔を上げると、突然ぐっと身体が柔らかくて温かいものに包まれた。
…知らない香りがあたしの身体を包んでいる。
あたしは靴下だから、台の上から下りられない。(厳密に言うと下りることはできるけど、靴下が汚れるからあんまり下りたくない。)
ガチャリと外から掛けられた鍵が開けられ、ドアが開かれた。
ゆっくりと差しこむ光は弱くなっていて、もう外は少しずつ暗くなり始めている。
「…なんつーとこに立ってんだよ…。」
「だ、だってここに上らないと見えないし、この窓しか開いてなかったんだもんっ…。」
あ、あれ…どうしたんだろう…なんだか視界がじんわりと滲む。
さっきまで強い気持ちで立っていられたのに、なんだか足に力が入らなくなってくる。
「っ…あれ、あたしっ…どうしちゃったのかな…えっと、ごめん、なさい…なんで涙…なんかっ…。」
ぐいっと目元を拭っても、後から後から零れ落ちてくる涙。
…泣きたいわけじゃないのに涙が出てくるなんてこと、初めて経験するからどうすれば止まるのか、全然分からない。
「ちょっとそこ、座れ。」
「え…?」
「台の上から下りないで、そこに座れ。」
はっきりしない視界でなんとか優馬くんの指さす先を見つめる。
あたしは台の上にそのままへたり込んだ。
すると、優馬くんがあたしが座るすぐ傍に腰を下ろす。
「…?」
そのまま顔を上げると、突然ぐっと身体が柔らかくて温かいものに包まれた。
…知らない香りがあたしの身体を包んでいる。



