* * *
「うぅ~…寒い…。」
それもそのはずだ。今日は特に風が強い。
「あー!」
せっかく集めた落ち葉が風でバラバラになってしまう。私の10分間の掃除の意味…。
「…もういい。ガラスの靴、探す。」
下校する人はほとんどもういない。大体みんな部活に行ってしまっている時間だ。
制服のスカートの下にジャージを履いているあたしは、膝を地面につけて本格的に捜索を開始する。
「…ないんだけど…。」
側溝、昇降口の隅から隅まで、そして今日の朝、女の子たちがたくさんいた場所もぐるりと全て見た。
…それなのに。
「ない…。」
もう一度カバンをぶちまけた場所に戻ってきて、目をこらして見てみたけれどやっぱりない。おまけに少しずつ暗くなってきた。
…涙、出そう。
身体の力がゆるゆると抜けて、その場にへたり込む。
こんな姿、多分お母さんが見たらはしたないって思うかもしれないけど、そんなのも気にならないくらい、心にゆとりなんてない。
もう2年くらい大切にしているものだった。
しっかり者でたくさんの人に好かれて、キラキラしているお姉ちゃんみたいになりたくて、でもなれなくて。
シンデレラみたいになりたいって小さい頃から実はずっとどこかで思ってて、でもなれなくて。
そんな〝なれない〟あたしにとって、ガラスの靴のチャームはお守りだった。せめて気持ちだけは真っすぐでいられるように。
「…なんでないの…?どこで落としたのあたし…。」
本物のガラスの靴だったら、王子様に拾ってもらえるのに。
「うぅ~…寒い…。」
それもそのはずだ。今日は特に風が強い。
「あー!」
せっかく集めた落ち葉が風でバラバラになってしまう。私の10分間の掃除の意味…。
「…もういい。ガラスの靴、探す。」
下校する人はほとんどもういない。大体みんな部活に行ってしまっている時間だ。
制服のスカートの下にジャージを履いているあたしは、膝を地面につけて本格的に捜索を開始する。
「…ないんだけど…。」
側溝、昇降口の隅から隅まで、そして今日の朝、女の子たちがたくさんいた場所もぐるりと全て見た。
…それなのに。
「ない…。」
もう一度カバンをぶちまけた場所に戻ってきて、目をこらして見てみたけれどやっぱりない。おまけに少しずつ暗くなってきた。
…涙、出そう。
身体の力がゆるゆると抜けて、その場にへたり込む。
こんな姿、多分お母さんが見たらはしたないって思うかもしれないけど、そんなのも気にならないくらい、心にゆとりなんてない。
もう2年くらい大切にしているものだった。
しっかり者でたくさんの人に好かれて、キラキラしているお姉ちゃんみたいになりたくて、でもなれなくて。
シンデレラみたいになりたいって小さい頃から実はずっとどこかで思ってて、でもなれなくて。
そんな〝なれない〟あたしにとって、ガラスの靴のチャームはお守りだった。せめて気持ちだけは真っすぐでいられるように。
「…なんでないの…?どこで落としたのあたし…。」
本物のガラスの靴だったら、王子様に拾ってもらえるのに。



