ヤンキー王子とラブレッスン④【完】

それでも……。


「五十嵐くんっ……」


諦めずに五十嵐くんの名前を呼んだとき……。


「うるせぇっつーの!!」


制服をギュッと掴まれて、胸のリボンをブチッととられた。


その瞬間……。


“もう……ダメ……”


心が折れかけて、諦めかけたあたしの前……。