赤点を取った二人は四回あるうちのテストで常連と言ってもいい程、成績が悪い。 悪いと言っても、二人はその高校で悪い方なだけであって、他の高校に行ったら、頭が良い部類に入る。 だからと言って、よく三年まで留年せずに進級出来たのか、妃絽は学年を上がるごとに疑問に思っていた。 「毒を吐かない、妃絽。せっかく綺麗な顔立ちしてんのに、その毒舌が残念だよ」 呆れたように溜息を吐く夏樹に妃絽は顔を引き攣らせた。