どんなに恥ずかしくても反らすことが出来ない彼のまっすぐな眼差し。 もしかしたら、妃絽は土方のこんな所に惹かれたのかもしれない。 月の光のような冷たい眼光をしているのに、何事にもまっすぐで熱い彼の眼差しに――。 いや、違う。 妃絽は彼のすべてに惚れているのだ。