「美味い」 妃絽は彼が受け取ってくれたこと、美味しいと言ったことに満足し、もう片方の饅頭を食べ始めた。 二人は終始笑顔だった。 「斎藤さん、今度沖田さんも誘って甘味屋に行こうよ!」 妃絽が甘味屋に行こうと誘うと斎藤の表情が多少変化した。 沖田と同じく哀しそうな顔だ。 「…そうだな。俺は昨日、お前と各務が買って来た団子の店に行きたい」 「じゃあ、行こう!約束!」 妃絽は表情の変化が気になったが気付いていないフリをし、昨日の甘味屋に行くことを約束した。