そうぼやくと、沖田は優しく妃絽の髪を乾かし始めた。 彼にしては珍しい心遣いだ。 「あんたこそ、身体に気を付けてよ。組長が倒れたら、隊士に示しがつかないでしょ」 沖田は近い未来、肺結核を患う。 それを知っている妃絽は遠回しに彼の身体を気遣った。 すると、全身を背後から包まれる感覚に襲われた。 「沖田さ、ん…?」 耳元で感じる息遣いと薄い布越しに感じる温もり…。 ようやく、妃絽は沖田に後ろから抱きしめられていることに気が付いた。