「えっと、書斎に資料取りにきたみたいだよ。」
大和さん、すぐに帰ってしまったもの。
「そうか、そうか!!」
何か嬉しそうなのはどういうこと?
「何で兄ちゃん大和さんに敵意剥き出しなの!?」
「だって、俺のポジションを狙ってるよ!!
アイツはスナイパーだ!!」
どうしたらそんな被害妄想が出来るの?
※自分のことはどうなのかに気付いてないです。
「大和さんはスナイパーじゃないよ!!
パーフェクト常人のお兄さんだよ。」
「お兄さんじゃない!!」
言っとくけど、兄ちゃんより年上なんだけど?
年上にそんなこと言っちゃ駄目でしょ。
「兄ちゃん、そんなんでよくやって来れたな!!」
今までどうやって生きて来たんだ?
あ、そうか。
ジャングルは弱肉強食だっけ?
「ひーちゃんは大和にすごい懐いてない?
兄ちゃんの居ない寂しさを大和にぶつけて
いたんだね!!だけど、今ここに兄ちゃんが居る!!」
兄ちゃんに付き合ってると疲れる。
「みんな、夕飯にしようか。」
「ねぇ、ひーちゃんそれってスルー?」
兄ちゃんがぶつくさ言いながら拗ねる。
ジョセフィーヌが兄ちゃんの肩をポンと叩いて
慰めに入る。
「大和さんって?」
馨君はお茶碗を出すのを手伝ってくれた。
みんなもお手伝いをしてくれる。
「母さんの秘書やってる人であたしの
お助けマンってヤツですよ。
風邪とか引いたりすると飛んで帰って
きてくれるんだ。」
「へぇー」
「この前、大量に菓子作ってた時の想い人?」
馨君がふとそんなことを呟く。
「想い人とは違うかなー。
大和さんはあたしの絶対なる信頼を持つ
スーパーお助けマンのお兄さんだよね。」
あたしの心が揺れそうになってもきっと
支えてくれる人だ。

