Hurly-Burly3 【完】


こうなったら、ヒゲダンス練習中バージョン

を披露しちゃおうかと思った。

そしたら、目を疑うほどの光景に遭遇した。

綺麗な頬に一筋の光る何かを見た。

目を見開いて口を開けてただただ驚くしかなかった。

彼はそのとんでもないぐらい美しい顔だと

思えば涙を流して車を見つめるのだった。

それはそれは綺麗なものだった。

男の人が涙を流しているところを見ると

いうのは貴重な経験だった。

でも、それ以上にオロオロ落ちつかなかった。

「じ、人生は一度しかないのです!!」

人生を見つめ直しているかのようにも見える

彼は今にも歩道橋から落ちてしまいそうで

何かこの世に留まらせるために出来ないだろう

かと思ったら口走っていた。

「・・・・・・えっ?」

ポカーンと口を開く美しき男の人。

黒髪の少し長めの髪は天パなのか

ふわふわと空気に漂う。

「生きるのは素晴らしいッ!」

まだ若いのだから何度もやり直しは

出来ますぜ。

諦めるのはまだ早いのです。

「ブハッ・・・・」

えええっええええ!?

そこ、笑いますか!?

今のどこに笑う要素が転がってました?

そして、美しすぎます!!

その笑みは神々しいわ。

「えっと、あああの?」

あたしはとりあえず彼に勇気を与えられたと

いうことになるのだろうか?

笑ってますよね。

さっきは涙にビックリしてしまったけども、

今は打って変わってツボに入ったのかお腹

を抑えて笑っている。

「あ、ごめんねっ、つい面白くて・・フッ」

ええっ!?

あ、あたし真面目だよ!!