わいわい騒いでるガーリートークに参加しない
のは珍しいことだなと思いながらクルミちゃん
を見ると絵を書きながらお眠らしい。
夢の旅に旅立ったのかなと思いながら、
今日の授業科目を1限から書き連ねる。
そういや、今日は体育あったな。
外は寒いから勘弁して欲しいけど、
どうなるのかな?
今日は結構早めに学校着いたからのんびり
出来て日直の仕事も厳密1人でやってるようなものだ。
隣の席もその周りも空席でスカスカ。
ちぃ君、まだ登校してきてません。
登校してきたとしても日直の仕事を未だ理解してません。
早く席替えして欲しいと切実に願ってます。
「クルミちゃん、そろそろホームルーム始まります。」
ユサユサクルミちゃんを揺すると寝ぼけ眼で
目を擦りながら、あれひよっちとまだ完全に
覚醒してない状態だった。
「クルミ、この短期間で寝たの?」
「あははっ、そうみたい~」
サユ、驚きを隠せない感じだ。
「笑い事じゃないですよね。
よくその態勢で・・・さすが、クルミちゃん。」
あたしもうビックリですよ。
ザワザワする声がピシャリと止んだ。
今日も女子を虜にするような爽やかなご登場
な悪魔一号は出席簿を教卓にポンっと置いた。
クルミちゃんと彩乃ちゃんが自分たちの席に
戻るのを見送ると出席を取り始めた。
ボーッと窓の外を眺めながら木枯らしが吹く
外に鳥肌を立てながらひざ掛けでぬくぬくして、
丁度窓から太陽が冬にも負けじと降り注ぐ。
お陰で日向ぼっこ状態だった。
油断したら居眠りこきそうだ。
気が付いたらホームルームが終わったところだった。
「ひよっち、さゆっち、誰でもいいからリップ
貸して~、今日忘れちゃったんだけど!!」
ボヤボヤしてたら、慌ててやってきたクルミ
ちゃんの勢いに眠気が吹き飛ぶ。
さすが、元気印クルミちゃん!
今日もビックリするぐらい元気な模様。

