しばらくすると、よく藍ちゃんと待ち合わせする
土手の違うポイントに着いていた。
ここもジョセフィーヌの散歩道だ。
藍ちゃんとの待ち合わせ場所へ行く時に通るから
不思議と心穏やかな場所だと思った。
「ち、ちぃ君何故にここ?」
「・・・・・何となくだ。」
とんでもないほどのマイペース加減にビックリです。
でも、ちぃ君の瞳が揺れる。
それも一瞬で変わって柔らかく目を細める。
穏やかな表情をするちぃ君にドキッとしてしまう。
そんな顔もするのかとジトっとガン見してると、
ちぃ君が缶のプルタブを開ける。
ちぃ君、あたし並に無表情多いからな。
笑うと幼く見えるけど綺麗笑だと思う。
あたしには出来ないからこそ余計その綺麗な顔で
笑うところを見たいと思うもの。
他のみんなだって笑うところを見るのは好きだ。
人の本当に幸せって感じの笑みを見るのは心が
温かくなるから好きだと思う。
「文化祭、終わりましたね。どうでしたか?
と言っても、ちぃ君とは大して行動を共に
した機会はなかったと思われますが。」
「お前は、楽しかったか?」
質問返しされるとは小癪な!
で、でも、
「たの、楽しかったですよ。」
「良かったな。」
何故か子ども扱いですか!?
あたしがおこちゃまに見えるからなのね!
「ち、ちぃ君は楽しくなかったですか?」
「お前、見てりゃ十分だ。」
「は、はい?」
今、幻聴が聞こえたような気がしますよ。
「お前は楽しかったならそれでいいって意味だ。」
「いや、ちぃ君のこと聞いてるんですけどね?」
まさかの返しできたから驚いていつもより倍に
目を見開いております。
目が乾きそうなのですぐに元に戻しましたが、
それぐらい驚いてます。

