グイっと遠慮なく引っ張られるがままのあたしは
ちぃ君の子どもにでもなった気分だった。
ジッとちぃ君を見つめるまま歩き出したちぃ君は
もうどこに行くのか決めたらしい。
「ふへへっ」
「・・・気味が悪いからやめろ。」
なっ、失敬な!
人が笑みを見せてやってると言うのに!
※不気味にニタっと笑っています。
「ちぃ君って頼もしいなって折角思ったのになー。」
雷の日だってちぃ君は頼もしく思えた。
ああ、懐かしいものだな。
あの時は確かすごい取り乱して変なところを
見せてしまったような。
あれから、雷の日は不良メンバーズがジョーク
選手権開催したりと元気づけてくれったっけ?
あの日、握ってくれたちぃ君の手はすごく温かかったな。
ちぃ君の手は温かいからカイロみたいだ。
あたしは冷え性だから冷たさマイナス冷気を放つから
すごく羨ましいものだ。
「・・・・・・・・」
えっ!?
ま、まさかだよね。
「ちぃ君、若干照れてません?」
「気のせいだろ。」
し、知らん顔したな!
スタスタ足を進めるちぃ君の歩幅に間に合うように
大股で歩いてるつもりだけど多分合わせてもらってる。
途中の駄菓子屋前でジュースを自販機で買った。
相変わらず、オレンジジュースが好きなちぃ君。
顔に似合わず子どもっぽい気がする。
そんな、あたしもオレンジジュースを手に持ってる。
つ、冷たい!
ありえないほど、冷たいのだが!
しばし、我慢よ日和!
今はオレンジジュースって気分だもの。
ココアもあったけど、今はスッキリな気分だった。
だから、ホットを選ばなかったが選択ミスとは
思いたくないものね。
冷たさに負けるものですか!

