Hurly-Burly3 【完】


シャキっとしながら歩いているといつの間にか

見慣れた教室前に到着してそのままみんな入ってく。

「お、おいっ!!」

「何だよ、さっさと入れって。」

ムカッ!!

慶詩がソファーにドカっと座るのを扉の前で見て、

何て偉そうなヤツなんだと思いながら入った。

「日和ちゃん、どうだった?」

馨君に会いたかったさ!!

もうこの2人をどうにかしてくれ。

あたしには厳しいものがあったぞ。

「た、楽しかったけども!」

「そっか、良かったね。」

えっと、久しぶりだなこの部屋で

みんなが集まってるの見るの。

そういや、昨日は京君が居たんだっけ?

京君はソファーに座っていていつも通り

で安心した。

ウロウロして見るも不良メンバーズが居ない

せいか妙な静かさがどうも馴染めない。

テレビを付けてみても何だか落ち着かない。

「日和ちゃん、どうかした?」

「ヒヨリン、こっちおいで?」

うっ、鼻血久しぶりに出そうだ。

ナル君が首を傾げたら可愛さ倍増だよ!

ぬいぐるみに変身しちゃ駄目よ。

「いや、こっちで良いのだが。」

ソファー座ったら居眠りしちゃいそうだから、

地べたの冷たさが必要なんです!

「何で、こっちヤダ?」

その瞳は殺人的だよ!!

「いいえ、滅相もございません。」

シュタッとナル君の隣に移動した。

「何だ?今の行動はよ。」

「気にするな!ただの運動だ。」

「お前、意味分かんねーことすんなよ。」

慶詩め、さっきからツッコミすぎだ!

あたしボケてるつもり全くこれっぽちも

ないはずなんだけどな。