ムカッ!!
「向こうに場所見つけたぞー。」
慶詩が早くしろよと言うもんだから黙って
プンスカしながら着いて行った。
それほど人がいないようなあたしには最適な
場所で慶詩にしてはよく出来たと思う。
※これでも精一杯の上から目線です。
「ヒヨリン、このあとはやっぱ迷路行こうぜ。」
「俺もそこ行きたかった!」
ナル君とユウヤはまだいいんだけどもそこの2人が
おまけだわ!!
パクリと口にホットドッグを詰め込む。
それにしたって、みんなと一緒に居るというのは
苦労の連続だと今更根を上げるつもりはないにしろ
ここまですごいとさすがのあたしも体力が持ちそうに
ないような気がした。
「ヒヨリン、大丈夫か?疲れちゃったか?」
「あ、ゴメン。ちょっとボケっとしてみた。」
「お前はいつもボケっとしてんだろうが。」
「慶詩は黙っとれ!」
折角、ナル君が優しい言葉をかけてくれたのに
台無しだな本当に!
「迷路だっけ、行こうね!」
ナル君にそう言うととびっきりの笑顔を頂戴した。
もう可愛い過ぎるでしょうよ。
ぬいぐるみのようでぎゅうとしたくなるのを堪えた。
忍耐力よ、負けるな!
「あと、どこ行こうか?」
文化祭の案内は教室の鞄に仕舞いっぱなしだ。
持って来れば良かったな。
昼食をガバッと食べてからユウヤが先陣を切って
いろいろ連れ回してくれた。
おかげでだいぶ体力消費した気がする。
輪投げ本当にあったし、何かのトークショーというのも
見たり、ゲイバーというなの男だらけの喫茶店にも潜入
してみたりと非日常的な体験が出来た。
「何で、ゲイバーなの?ゲイバーって一体何?」
普通に喫茶店ならもっとラブリーなお名前を
付けるべきなんではないかしら!!

