Hurly-Burly3 【完】


それにしたってすごい賑やかなこと。

みんな客引きで苦労しているといったところだ。

「ホットドッグにじゃがバター、焼き鳥にチジミに

焼きとうもろこし、ロコモコも食べよう・・あとは」

「お前、どんだけ食べる気だよ。」

「気が済むまでだ!わっ、ナゲットもある。」

模擬店に行くと毎回おまけしてくれた。

先輩たちいい商売人になれる気がする。

買ったものはユウヤが持ってくれた。

「そういえば、ちぃ君と馨君と京君にお土産買って

行かないとだよね。」

「そうなんだよなー、ちぃがずっと綿あめって煩い

んだよな。あと、クレープにホットケーキだろ。

それから、チェロスにキャラメルポップコーン。」

「うぇっ、吐き気がするほど甘いもんばっかりじゃん。」

ちぃ君が心配になってきたよ。

そんなに甘いものばっかり食べてたら糖尿病になっちゃう。

ブクブク太らないのが不思議だ。

「ユウヤ、あとワッフルって言ってたろ。」

慶詩って案外ちゃんと聞いてるよね。

「そうだ、ちぃ買わないと怖いからな。」

「悲惨な目に遭うぞ。」

「俺、それだけは勘弁。」

「アイツの甘いもんの恨みはそこらの怨念より怖いぞ。」

みんなが怯えるとかちぃ君君はやっぱり何を仕出かしたんだ!!

でも、確か10月31日は変なメールが来たような。

牡丹餅作った日もぺろっと平らげちゃうし、

ちぃ君甘党星人にでもなったんじゃあるまいな。

「じゃあ、ちゃんと買ってこう。あと、馨君と京君にも!

何がいいか分かるでしょ?」

「馨と京は比較的何でも食うだろ~」

伊織君は適当なことばっかり!!

フライドポテトを食べながらキョロキョロ見てると、

「どっか座れるとこねぇかな。」

慶詩が先頭に立ってどんどん行ってしまう。

「京君と馨君にはピザとパスタ買っていこう。」

ナル君とユウヤに相談しながら買ってようやく

落ち着いたところで慶詩が戻ってきた。

伊織君が食べ物をいっぱい抱えるあたしから

数個奪っていく。

「なっ、伊織君それはあたしのだからねっ!!」

「俺はこんなに食えねぇ~よ」

それは嫌味ですか!?