それにしたってすごい賑やかなこと。
みんな客引きで苦労しているといったところだ。
「ホットドッグにじゃがバター、焼き鳥にチジミに
焼きとうもろこし、ロコモコも食べよう・・あとは」
「お前、どんだけ食べる気だよ。」
「気が済むまでだ!わっ、ナゲットもある。」
模擬店に行くと毎回おまけしてくれた。
先輩たちいい商売人になれる気がする。
買ったものはユウヤが持ってくれた。
「そういえば、ちぃ君と馨君と京君にお土産買って
行かないとだよね。」
「そうなんだよなー、ちぃがずっと綿あめって煩い
んだよな。あと、クレープにホットケーキだろ。
それから、チェロスにキャラメルポップコーン。」
「うぇっ、吐き気がするほど甘いもんばっかりじゃん。」
ちぃ君が心配になってきたよ。
そんなに甘いものばっかり食べてたら糖尿病になっちゃう。
ブクブク太らないのが不思議だ。
「ユウヤ、あとワッフルって言ってたろ。」
慶詩って案外ちゃんと聞いてるよね。
「そうだ、ちぃ買わないと怖いからな。」
「悲惨な目に遭うぞ。」
「俺、それだけは勘弁。」
「アイツの甘いもんの恨みはそこらの怨念より怖いぞ。」
みんなが怯えるとかちぃ君君はやっぱり何を仕出かしたんだ!!
でも、確か10月31日は変なメールが来たような。
牡丹餅作った日もぺろっと平らげちゃうし、
ちぃ君甘党星人にでもなったんじゃあるまいな。
「じゃあ、ちゃんと買ってこう。あと、馨君と京君にも!
何がいいか分かるでしょ?」
「馨と京は比較的何でも食うだろ~」
伊織君は適当なことばっかり!!
フライドポテトを食べながらキョロキョロ見てると、
「どっか座れるとこねぇかな。」
慶詩が先頭に立ってどんどん行ってしまう。
「京君と馨君にはピザとパスタ買っていこう。」
ナル君とユウヤに相談しながら買ってようやく
落ち着いたところで慶詩が戻ってきた。
伊織君が食べ物をいっぱい抱えるあたしから
数個奪っていく。
「なっ、伊織君それはあたしのだからねっ!!」
「俺はこんなに食えねぇ~よ」
それは嫌味ですか!?

