それにしても朝からお客さんが結構来場されて
いるご様子だわ。
トボトボ職員室にチラシの印刷をしてから教室に
戻るとだいぶお客さんが入ってきていた。
赤ずきんちゃんを演技した甲斐があったわ。
あんな大役を演じることが出来るとは思っても
見なかったけど、良い経験になったと思う。
今まで脇役の中の脇役を演じることが多かった分、
奇跡的なくじ運だと言える。
お昼までに来場したお客さんにお茶を入れたりと、
中々やることがあって午前中は仕事に専念した。
お昼の時間がやってきたところでマコ君が教室に
サユを迎えに来た。
何て、溺愛っぷりなんだ!!
「日和ちゃんも一緒にご飯食べに」
「いいや、結構だわ。サユちゃんと一緒に
ラブラブしていればいいのです!」
2人の邪魔をするなんておひとり様でご飯
食べたほうがずっといいわ。
「えっ、日和」
サユの声に重なるように奴らがやってきた。
「おうおう、嬢ちゃん終わったか。」
「ヒヨリン、迎えに来たぞ!」
「どこから回るか!!」
「とりあえず、飯食いに行こうぜ。俺様は
腹が減った。」
何故にこの4人が来てんだ!
あたしはナル君とお約束したはずよ。
そこの3人は付属商品だ。
「誰が付属だコラッ」
慶詩に頭を小突かれてまた頭皮にダメージを負った。
「ということだから、気にしなくて大丈夫だ。
マコ君、サユのことをよろしくお願いします。」
サユとマコ君が一瞬固まる。
「あんたたち、日和のこと頼んだわよ!」
「日和ちゃん、変な人に付いてっちゃ駄目だぞ!」
この2人はあたしが幼稚園児だと勘違いしてる。
もうこれは確信犯だ!
あたしだってやれば出来る大人のレディーだって
ことを証明してみせるわ!!

