Hurly-Burly3 【完】


ナル君の頬がピンク色だけど、

はちみつ色の瞳は強い意思を感じる。

「今はいいんだ。ただ、ヒヨリン俺のこと

男だって意識してないだろ?」

へっ!?

拍子抜けとはこのことを言う!!

「な、ナル君?」

「俺はこんな顔してっけど、男なんだからな。

可愛くないんだからな。ヒヨリンの方が可愛い。」

ビンタを食らった時の威力と同じレベルの

言葉を囁かれた。

「今のは宣戦布告したんだ。ヒヨリンに好きに

なってもらえるように頑張る。だから、返事はまだ

要らないし、俺が勝手に好きだって言ってるわけ

だから悩んだりしなくたっていい。」

そんなこと言われてもナル君。

「俺、ヒヨリンの笑った顔が一番好きなんだ。」

ナル君がとびっきりの笑顔を見せて笑った。

「あたしもナル君の笑顔好き。」

「そういうことさらっと言うな。

心臓持たないんだからな!!」

ナル君の笑顔は本当に好きなんだけども。

真っ赤な顔してるナル君はやっぱり可愛い。

「でも、良かった。ナル君に嫌われたの

だとばかり思っていたからとりあえず

心折れずに済んだ。」

「俺は嫌いになったりしねぇ!」

うっ、ナル君押しが強い。

そうだよね、意外と手が大きいし。

背もあたしより高いもんね。

可愛い顔してるけどさっきみたいな真剣な顔

みたらさすがに男の子だって気付かされる。

力も強くて・・・ぎゃああ。

あたしったらナル君みたいな人に告白

されるなんてこれ自体夢なのではないか!?

まさか、激しく頭を打って夢にこんなことを!!

何て烏滸がましい夢なの!!

夢なら覚めろ!

失礼すぎるだろうよ!!