Hurly-Burly3 【完】


ナル君はプリティーエンジェルで、

可愛いくて笑顔も弾けてて友達で・・・

「ビックリしました。」

それから、心臓がバクバクしてます。

何故か心臓が早く動くもので、あたしに

はこんなサプライズはご免だ。

「それだけ?」

ナル君の顔が近づいて後ずさった。

「ひっ、ご勘弁を!!」

心臓が爆発しそうだ。

じわじわと迫ってくるナル君の顔は

相変わらず可愛さで女の子であるあたしに

敗北を認めさせる。

両手で肩を押し返そうとしても、

ビクリとも動かない。

ドキリと音を立てて心臓が脈打つ。

気付いた時はにはもう手遅れだった。



「俺、ヒヨリンのこと好きだ。」



いつも可愛く笑うナル君が男の子だったと

いうことに気付かされる。

「な、な、ななななな何を言っているのだ。」

やっと言葉を出せても動揺してますって言ってる

も同然だった。

「冗談だと思ってる?」

ナル君のはちみつ色の瞳には完敗だ。

見つめられただけで体が動かなくなる。

「あたしですよ?ほら、慶詩もチビとか

女じゃないとか言ってるじゃないか。

冗談とかそういうのではなく・・えっと」

こんな状況初めてでどうしていいか分からない。

言葉に詰まって口籠る。

「じゃあ、信じてくれるまでずっと言う。

俺はヒヨリンが好きだ。女の子として好きだ。」

「な、ナル君。ほら、あたしなんてそこらへんに

転がってる石ころと一緒でナル君にはもっと相応しい

女の子がきっと居るはずで・・・あたしなんてのは

女の子らしさに欠けるので・・・・」

ナル君をどうやって説得すればいいんだ?

こんなことになるとは思っても見なかった。

嫌われるんだとばかり思ってたのに、

これは聞いちゃいないぞ。