Hurly-Burly3 【完】


次の日、また午後から看板作りの作業をした。

お昼から来るとは勉強しない気だ。

まぁ、文句は言えない。

木材運んでくれるし、ブルーシート引いて

くれるし、何かあたしはとんでもないことさせて

いるのではと思った。

全国の女の子に恨まれるのではとキョロキョロ

辺りを見渡して誰も居ないことにホッとした。

「これでいいか心配性なお姫様。」

伊織君の色気に屈するなあたし!!

「うむ、苦しゅうない。」

その寸劇付き合ってやるわ。

「時代劇の方かよ。」

「えっ!?お姫様ってそっちじゃないの?」

「お前の顔だったら洋風じゃねぇ~の。」

洋風ですかね。

「まぁ、確かにあたし純日本人ではない。」

日本人ではあるんだけどね。

「えっ、ヒヨリン?」

「ナル君、宇宙人でもないからね!!

あたしクォーターってヤツでしてね。

外国の血が混じっているわけで決して

恐るべき宇宙人では」

「日和ちゃん、クォーターだったの?」

馨君が持っていたトンカチを落とした。

「えっと、うん。言ってなかったっけ?」

あれれ。

そうだっけか?

言ったような気がしたんだけど。

「何、やってるの日和?」

サユがiPodを持ってこっちにやってきた。

「ああ、日和がクォーターってヤツね?」

サユが腰に手を当ててそんなこと知らなかったのと

言ってiPodをセットした。

「じゃあ、日和の髪色が黒なの違和感感じてないの?」

目が色素薄いんだから黒だったら可笑しいでしょって

サユが話す。

「それは気になってたんだ。」

みんなの視線が痛いのですが。

そんなに見られると穴が開きそうだわ。