次の日、また午後から看板作りの作業をした。
お昼から来るとは勉強しない気だ。
まぁ、文句は言えない。
木材運んでくれるし、ブルーシート引いて
くれるし、何かあたしはとんでもないことさせて
いるのではと思った。
全国の女の子に恨まれるのではとキョロキョロ
辺りを見渡して誰も居ないことにホッとした。
「これでいいか心配性なお姫様。」
伊織君の色気に屈するなあたし!!
「うむ、苦しゅうない。」
その寸劇付き合ってやるわ。
「時代劇の方かよ。」
「えっ!?お姫様ってそっちじゃないの?」
「お前の顔だったら洋風じゃねぇ~の。」
洋風ですかね。
「まぁ、確かにあたし純日本人ではない。」
日本人ではあるんだけどね。
「えっ、ヒヨリン?」
「ナル君、宇宙人でもないからね!!
あたしクォーターってヤツでしてね。
外国の血が混じっているわけで決して
恐るべき宇宙人では」
「日和ちゃん、クォーターだったの?」
馨君が持っていたトンカチを落とした。
「えっと、うん。言ってなかったっけ?」
あれれ。
そうだっけか?
言ったような気がしたんだけど。
「何、やってるの日和?」
サユがiPodを持ってこっちにやってきた。
「ああ、日和がクォーターってヤツね?」
サユが腰に手を当ててそんなこと知らなかったのと
言ってiPodをセットした。
「じゃあ、日和の髪色が黒なの違和感感じてないの?」
目が色素薄いんだから黒だったら可笑しいでしょって
サユが話す。
「それは気になってたんだ。」
みんなの視線が痛いのですが。
そんなに見られると穴が開きそうだわ。

