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said:成
ヒヨリンが何か変なこと言ってサユリンと
買い出しに行った。
サユリンとヒヨリンの話をした時は、
サユリンが切羽詰ったみたいで心配になった。
ヒヨリンは強くて少し抜けてる。
しっかりしているように見えて抜けてるんだ。
顔に出ないからって諦めたりするもんか。
「ヒヨリン、何で追われてたんだろうな?
確か、クラスメイトだったよな。」
ユウヤの言葉にそういえばと思った。
ヒヨリンは気付いてるかな?
ヒヨリンは結構好かれてる。
「テロリストって意味が分かんねぇんだよ。」
慶詩はブルーシートに腰を下ろす。
「日和ちゃんの自転車走行の方が心配だな。」
馨は危ないから戻ってきたら注意しなきゃだな
とブツブツ言ってた。
「何でアイツタオル捻って頭に巻いてたんだ?」
ちぃーはポツリと呟いた。
「おい、千治そこは敢えて何も触れてなかったんだぞ。」
「気になる。」
ちぃーと慶詩の無言の会話が始まった。
「そりゃ、ひーちゃんは格好から入るからな。」
後ろから声が聞こえて振り返ると相沢が立ってた。
「よっ、俊に聞いて来たけどお前ら居るなら
手伝わなくて良さそうだな。」
「お前が手伝うように見えねぇ。」
ちぃーが相沢に背を向ける。
「俊が潰れかけたひーちゃん見兼ねて木材
運ぶの手伝ったって聞いたから心配して来て
見ただけの話で確かに手伝おうとしてもひーちゃん
には手伝わせてもらえないだろうな。」
相沢がヒヨリンを大事に思ってるのは知ってる。
確か、従兄妹なんだっけ?
ヒヨリンは断じて認めてないとか言ってたな。

