たまに動いてもあたしや兄ちゃんの前で饒舌

に喋るところを人には見られたくないとか。

なら、何故あたしや兄ちゃんの前で喋るんだよ

と思って聞いてみたらそれは同類だと思ったんや

と失礼なことを言って来た。

100歩譲って師匠と同類はまだしも兄ちゃんと一緒に

されるとはあたしもまだまだだ。

「師匠って名前なの?」

それもまだ分かってない。

兄ちゃんが師匠と言い続けるもんだからあたしまで

師匠と言うようになってしまった。

「一応そうして置いて下さい。」

ジョセフィーヌはサユの足にべったりだ。

全くハニーが居る前でそんなだらしない!

「修ちゃーんっ」

兄ちゃん、放置して30分しか経ってないのに

煩いことこの上ない。

ほっとかれると拗ねるし、駄々こねる大人げない

23歳の成人男性です。

工藤診療に行ったことが兄ちゃんの耳に何故か

入っていて帰って来てすぐに兄ちゃんに飛びつかれた。

何事かと思ってワタワタしてたら身体検査します

とか言い出すからジョセフィーヌに抑え込ませた。

それが予想以上にしつこかった。

腕を見せないと家出しちゃうぞとか言って、

止めないあたしに何故止めないんだと泣きつかれた

時は改めて本当に血が繋がっているのか精密に

検査した方がいいのではと思った。

「姉ちゃん、怖い。」

修平君が本気で兄ちゃんを怖がってる。

今にも修平君へ飛びつきそうな兄ちゃんを

抑えているのはさっきまでだらしなくサユの

足でグテーっと寝ていたジョセフィーヌ。

いつでも紳士に女の子を守る男の子代表の

ダーリンに押しつぶされて兄ちゃん押されている。

いつもこんな感じでジョセフィーヌと兄ちゃんの

じゃれ合いを見ながら内心もふもふタイムが減った

なと寂しく思ってます。

毎日、ジョセフィーヌと一緒に寝ているものの

明らかにダーリンと過ごす時間が減った。