あたしが悪かったよ。
この無表情あたしだってどうにかしたいさ。
それは認めますからジロジロ見ないで。
体に穴が開きそうなんですが!!
レーザー光線恐るべしだよね。
「ちょ、ちょちょちょっと」
「あ?」
「な、何をする!」
ちぃー君、強引過ぎるんですけど!!
いきなり手首掴まれたかと思ったら、
腕を捲り上げられた。
「お前、細ぇな。」
いや、そんなこと言ってる場合か!
腕の露出が半端ない。
二の腕まで見えちゃう気がする。
「ぎゃあっ、二の腕は筋トレ中なの!」
力こぶはまだ上手く作れないんですよ。
ダディのようになりたいものだわ。
「これ、治んのか?」
ちぃー君の言葉に首を傾げる。
「不治の病だとお思いか?」
ただの蕁麻疹です。
お薬塗れば完治します。
「ヒヨリン、痛そう。」
ナル君が涙目であたしの腕を見つめる。
いや、あたし本人が平気だって言ってるよね。
「痛くないから大丈夫だって言ってるのに・・
そうか、見るから痛そうに見えるんだ!
み、み、見るな!!」
「今さらかよ。」
だ、だって、ちぃー君があんなに強引だと思わなかった。
慶詩、分かって!
「治んのか?」
ちぃー君、さっきから・・・ずっとそれを。
「治るよ、ちゃんと薬塗っておけば大丈夫だろう!
あと、冷やせばいいんだっけか。」
「氷買ってこい。」
いや、不良メンバーズ行かなくていいよ!!
戻っておいでよ。
ちぃー君、訳が分からんのですが。
余計なこと言わなきゃ良かった。

