焼き芋パーティー会場には校務員のおじちゃんと
不良メンバーズがわんさか集まっていた。
こんなに居たとは聞いてなかった。
みんな、体育祭サボってたな。
おじちゃんと世間話をする不良メンバーズは
何とも賑やかで楽しそうだった。
おじちゃんはとってもいい人だ。
優しくて面白くて物知りで人を外見で
見るような副校長とは全く異なる。
「おじちゃーん、呼んできたよ!!」
「あ、日和ちゃん。芋焼けてるよ。」
すでに焼き芋パーティーは始まっていたとは!!
出遅れてしまったわ。
ダッシュでアルミホイルに包まれたお芋ちゃん
に飛びついた。
芋の皮を剥きだしたあたしにサユはベンチに座って、
あんた好きよねと言いながら待った。
不良メンバーズがサユの好きなメロンソーダーを
差し出していた。
「ちょっと、待っててね。すぐ剥くからつるんと
剥いちゃうからね!!」
みんなのお手手を守らねば。炭が着いちゃったり
火傷したらそれこそイカン!!
「ヒヨリン、俺も剥くけど?」
「駄目だ!!お主はあっちに行っておれ。」
アルミホイルを剥くと湯気の立つお芋ちゃんが
良い具合に焼かれていた。
皮むき名人の活躍どころね!!
腕を捲って必死にお芋ちゃんたちとの格闘が
始まったのだった。
『日和ちゃん、恥ずかしいよ!!』
「そこのところを許しておくれ。
みんなのためにつるんと剥けておくれよ。」
『日和ちゃん、上手に剥いてくれる?』
※妄想中で芋の皮を剥く変わった子です。
「ホクホクのお芋ちゃんに会いたいのよ!!」
『日和ちゃん、手際がいい。』
「るんるんるー」
鼻歌を歌いながらお芋と格闘すること
数分で人数分の芋の皮を綺麗に剥いた。

