焼き芋パーティー会場に案内をすることになった。
どうやら、飲み物は不良メンバーズが持ってくるとか。
「みんなが焼き芋ってぷぷっ」
似合わな過ぎてぶはっ。
芋持ってるところとか想像出来ない。
スィートポテトとかならまだしも、
焼き芋持ってるところを想像しただけで、
京様とか馨君とか芋を持ったらお手手が
汚れちゃいそうだわ。
「芋の皮はあたしが剥くから安心して
くれたまえ!!」
「はぁ?」
「こう見えて、芋の皮剥き名人として有名なんだ。
近所の奥さんから注文されるほどだ。」
「お前、もう関心するわ。」
えっ、そうか?
ふむふむ、慶詩の芋の皮も剥いてやってもいい。
「えっ、でも日和は本当に上手く剥くわよ。」
サユの芋もあたしが剥く。
「お前ら師弟関係か!!」
サユと2人で顔を見合わせた。
「「親友関係よ」」
声が揃って2人で笑った。
な、何か、いいな。これを青春と呼ぶのだろうか。
「いいなー、ヒヨリンとサユリン仲に入れて?」
ナル君が急遽参加を申し出た。
「ナル君ならカモンだよ!!」
「ナル君は特別許可を出してやってもいいわよ。」
ナル君を真ん中に入れてわいわいやる。
「お前ら似た者同士だな。」
「慶詩は却下だ!!」
「俺は一言も入れろとは言ってねぇぞ!?」
慶詩がわちゃわちゃ煩い。
この賑やかさが本物だ。
さっきの短期間で何を聞いたってあたしは
信じないんだからな。
みんなの口から態度からじゃなきゃ、あたしは
何も信じる気にならない。
だって、友達の言葉を信じてこそ友達じゃないか!

