Hurly-Burly3 【完】




***



サユに叱られた。

電話口でこっ酷くぴしゃりと暴言吐かれた。

『この馬鹿!!今どこに居るのよ?』

馬鹿と言われたのが意外とハートに破壊を

齎している。

「す、すまねぇ。」

『あんたね、玄関に麦わら帽とケータイ置いて

行ったまま、失踪しないでよ!!』

「決して、失踪したわけじゃない。」

誤解だわ!!

『そういやね、クルミが彼氏と約束あるの

思い出して彩乃も先に帰ったのよ。

またの機会に延期になったからね。』

「それじゃ、サユ1人だったの?」

それは寂しい思いさせたわ。

一緒に落ち葉で日陰ごっこに誘えば良かった!

『今、どこに居るのよ?』

「玄関です!!ケータイで話していますから。」

サユは大きなため息を吐くと今から行くから

どこにも失踪すんじゃないわよと言われた。

つまり、ここから動くなと言うわけだ。

仕方ないわ。電話をしたままの態勢で数分

待ってみることにした。

「あんた、喧嘩売ってんの?」

サユちゃん、お怒りモードで登場ですか!?

「いいえ、滅相もございません。」

「もう、また心配させてあんたって子は!!」

ベシっと顔面を強打した。

サユのツンモード恐るべし!!

これが実は照れ隠しであることを知っているが、

恐るべき破壊力だ。

「それで、何してたのよ?頬が黒くなってるじゃない。」

サユがタオルで頬についた汚れを擦った。

「この短時間であたしはいろいろと大変だったんだ!!」

副校長に怒ったり、相沢ティーチャーを見直したり、

落ち葉の下で匍匐前進したりそれはそれは濃いものだった。