Hurly-Burly3 【完】


こ、これが俗にいうピンチにピンチの上塗り。

やっと、ヒロインらしくなってきたぞ。

「あんた、小せぇな。」

う、煩いのだ!!

そのコンプレックスを持ち出してくるとは

いけ好かない男だわ。

小柄の乙女の方がか弱く見えていいでしょうよ。

しかし、この状況は何だね!?

今の、ももっち到来したと思えるんだが?

「このまま、俺の女になるか?」

今、幻聴が聞こえたらしい。

どうも、あたしの耳は本当に強打で捥げる寸前らしい。

※「ワッツワッツ!?」と心で訴えている。日和の

口は押えつけられて喋れない。

「あんた、頭イカレてんの?」

いや、イカレてんのあんたでしょうが!!

生姜投げつけてやるぞ!!

「んぐーっ!!」

放せこのイカレ珍獣イケメンめ!!

顔を殴れないわ。イケメンだもの。

裏拳かまそうとしたが身動き封じられては

抵抗のしようがない。

け、ケータイ!!

ケータイでサユちゃんに連絡してこのイケメン

珍獣を蹴散らしてもらおうと思うもケータイ

持ってない!!

どうも、麦わら帽と一緒に置いてきた。

どっちきしょうめが!!

「意外とあんたナメてかかってたわー。」

や、やめろぉぉぉぉぉぉ!!

「ふはひょへふはへっ!!」

※「放せ変態っ!!」と言っています。

手に噛みついてやろうと思ったら、

胸に手が回ってゾワゾワっとした風に

ひゅるりーと歌っちゃいそうになった。

「体小さい割りに胸あるねー。」

シネ!!

血反吐を吐いて死んでしまえ!!

さ、さっきの女嫌いっていうのはカモフラージュか!?

実は伊織君よりも夜に嗜みがあるというのか!!