このミッションなんちゃらみたいな感じは
一体何なんだ!?
いや、一度こういうスパイ活動みたいなの
やってみたかったんだよね!
でも、もう少し隠れみの術を取得してからが
良かったわね。
落ち葉の山に体を隠して匍匐前進で少し前に進んだ。
チラッと声がする方を見るとギラつく瞳がこちらを
見た気がして息を止めた。
何というスリリング且つこの展開!!
「何かそこ動いた気がしねぇか?」
しねぇ!!しねぇよ!!
「そうか、猫じゃねぇのか?」
そうだ、今なら猫になりきってやろう。
「にゃー」
羞恥心を捨てて猫の鳴きまねをした。
「ほら、見ろよ。ただの猫だろ。
落ち葉まみれになっちまってよ。
可哀想に誰か助けてやれよ。」
いいよ、助けなくて!!
「みゃーみゃみゃ」
※来るなと言っている。
「俺、猫アレルギーだから無理だわ。」
「何だよ、俺もだぜ。」
「俺は落ち葉拒絶症なんで!!」
どこから突っ込んでいいのかしら?
猫アレルギー多すぎだろうよ!!
落ち葉拒絶症なんてあるわけなかろうが。
ただ単に面倒臭いだけだろうよ。
「それにしてもよ、今日は幹部来てねぇん
じゃねぇーかって話が出てるらしいぞ。」
「大抵、そういうのはハッタリだぜ。」
こ、ここで話を続けるか!?
どっちきしょうめ!!
身動きを完全に封じられてしまってしばらく
息を潜めるというかなり高度なスパイ活動に
なりそうだと思いながら落ち葉の上に顔をバフッと
押し付けてなるべく気付かれぬようにした。
しかし、一体何であたし隠れる必要があったんだ?
可笑しな行動してんじゃないよあたしっ!!
読者の皆さんに絶対引かれたよ。

