Hurly-Burly3 【完】


中庭はやっぱり居心地がいい。

「何か、平和だね。」

体育祭は順調にプログラムが進んでいる。

「平和が一番でしょ!!」

クルミちゃんがにんまりとピースする。

「これが終わったら中間ですけどね。」

ひと波乱ありそうだわ。とくにクルミちゃん。

数学の授業で寝てるから困るのよ。

「うっ、ひよっちそれ聞きたくなかった!」

「そういえば、そうよね。」

真っ青な顔をするクルミちゃん。

そんなに勉強が嫌いなのか!?

あたしは特別困ったことはない。

「ひよっち、助けてぇー!!」

文化祭前に一勝負ありそうです。

「授業後に復習をしたらどうです?」

クルミちゃんが首を横に振った。

「そんなのしないよ。」

お勉強が苦手とはあたしには縁がない話だし、

クルミちゃんを理解しがたい。

「そういえば、黒宮君たち結局来なかったんだね?」

クルミちゃんは箸を仕舞いながらポツリ呟いた。

何かとあの7人は有名人だ。

あたしにはあまり彼らの有名さが分からない。

噂自体を好まないからかもしれない。

サユがあたしの方を見る。

「最近、あんまり来てないし・・・また

何か起こらなきゃいいけどねー。」

入学式の時に起こったあの事件は未だに

恐れられているようだ。クラスでも近寄る

人が本当に居ないのだからある意味一目置かれている

というヤツなのだろう。

「お手洗いに行って参ります!」

少し飲み物を飲み過ぎたらしい。

「あたしも行く。」

「いってらっさいッ」

クルミちゃんと彩乃ちゃんを残して校舎に入って、

サユと女子トイレへ向かった。

お昼時間ということもあるせいか校舎には疎らな

生徒がいて行きかう。