Hurly-Burly3 【完】



***



お昼になってクルミちゃんに強引に引きずられて、

4人で中庭に食べに来た。

人が密集する地帯に居るとやはり気分があまり

良くないことをいうと4人で楽しくやろうよと

クルミちゃんが提案してきたのだ。

中庭はもちろん人っ子1人居ない独占状況だった。

「昼一番の種目がムカデ競争ですか。」

腹が減っては戦が出来ぬということでお重を

広げて口におかずを放り込む。

「日和ちゃんの食欲には毎度ながらの驚きを感じるね。」

彩乃ちゃんがおにぎりを食べながらにっこり笑う。

「どうですか、タコさんウィンナーお1つ。」

彩乃ちゃんの口にタコさんウィンナーを

放り込むとありがとうと言われた。

「日和、あたしこれ食べたい。」

サユからの要望は卵焼きだった。

「ひよっち、あたしもあたしも!」

こういうのはやっぱり楽しいと思ってしまう。

サユと2人でご飯を食べるのも好きだけど、

賑やかなのも嫌じゃない。

クルミちゃんと彩乃ちゃんとも距離が

だいぶ縮まった気がする。

最初はギャルギャルしいクルミちゃんとは

仲良くなれそうにないわと思ってしまった

ことを反省するべきだわ。

人は見かけによらずと言う言葉改めて胸に

刻まなくてはと思った。

彩乃ちゃんも美人な上心の大らかな方で

このあたしの妄想を受け止めてくれている。

※受け止めているわけではない。

「クルミちゃん、食べ過ぎです!」

あたしの分がかなり減ってしまったわ。

「じゃじゃじゃーん、ひよっちにこれを

プレゼントしてあげる~」

クルミちゃんから渡されたのはミニハンバーグで、

いいのかしらと思ってそのまま口を開けたら

クルミちゃんにミニハンバーグを放り込まれた。