Hurly-Burly3 【完】


段ボールに潜って準備をする。

「位置についてよーい」

バンと鈍い爆発音を聞いてから高速で手を動かす。

体はそれに合わせて着いて行く。

これ、地味な作業にして意外と楽しい!!

あたしはまさにタイヤに生まれ変わったように

猛スピードの闘牛のごとく前に突き進む。

横をチラリと確認する暇もなく全力を

出して戦う戦法を取った。

『日和ちゃん、石が転がってるであります!』

※日和の妄想です。少しだけお付き合い下さい。

段ボール司令官からの声が聞こえる。

「避けてる時間が勿体ないであります。」

段ボール司令官と一心同体になりながら

ゴールを目指す。

『日和ちゃん、もうすぐであります!』

「あと、数メートルと言ったところでしょうか?』

『後ろとはすごい差であります!

急いでゴールをするであります!』

段ボール司令官っ!!

ゴールがどこだか分かりません!!

何だかよく分からない消化不良に

ゴールテープを切った。

段ボール司令官が邪魔してゴール

テープを切った達成感が味わえなかったわ。

『日和ちゃん、やったであります。』

とりあえず、ハイタッチしておくべきね。

共に戦ったのだから。

「次に期待をしよう。」

それから、スムーズに終わってクラス席へ

帰ることにした。

「日和、次も出るんじゃなかったの?」

そうだ、次は大玉転がしだった。

何とも忙しいわ。

大玉転がしを「てぃやああっ」とやってきて、

次の綱引きはサユとクルミちゃんと彩乃ちゃん

も出るということで戦闘態勢で出て行き、圧勝

を収めて帰って来た。

それから、借り物競争があった。

先輩に借り物とされて連れてかれた時は何事かと

思ったぐらいだ。