Hurly-Burly3 【完】


強くなるにはどうしたらいいんだろうかって

考えて、誰かに頼ると甘い人間になると思って

あたしは自分で何でも出来るようになったはずだった。

どうして、ここ最近上手く行かないんだろうか?

今まではこんなことなかった。

全部、完璧にこなせてきたの。

「さっきも無茶して立とうとしてひっくり返る

ところだっただろ?」

「・・・・・うむ」

「別にお前を責めてるわけじゃねぇんだぜ?」

慶詩の声がポツリポツリと呟く。

「お前が何でも出来るのは分かってんだよ。

それで多少無茶に出ることもこの数か月で

随分と良く知ったしな。」

無茶してるつもりなんて全くなかった。

「普段から頼れとは言わねぇよ。

弱った時ぐらい言ってみたらどうだ?

言い方次第で甘やかしてやってもいいって

思ってんだけどよ。」

慶詩の金髪をガン見する。

こんな時にあたしはなんて妄想してるんだ!?

いくら、普段優しくない男代表の男に背負われて

いるからってあたしとしたことが妄想し過ぎて

病気になったのかもしれない!!

「おめぇー、聞いてんのかよ?」

げ、現実世界と非現実世界が混合している。

今、ありえない状況に直面しているんだ。

これは何かの間違いに決まっている。

慶詩こそ頭でも打ったんだろうか?

「おめぇ、シバくぞ。」

やっぱり、慶詩はこうでないと!!

「慶詩が変なこと言うからじゃないか。」

慶詩はぎゃんぎゃんツッコミ担当してればいいんだ。

お主が漫才師になることを心の底から願って

居りますからに!

そして、伊織君とユウヤの3トリオでお茶の間を

笑わせるポップなイケメン漫才師になった暁には

あたしにお腹いっぱい何かご馳走しろ。

このあたしに感謝して肉をご馳走してくれる

ことを期待して待っている。