頭がグワングワンして気付いたらここで動けなくなる
という失態をしていた。
「体、起こせそうか?」
慶詩が人の心配をしている!?
この人、本当に金髪ライオンさんで合ってる?
まさか、成り済ました普通のライオンさんじゃない
だろうな。疑いの眼差しを向けるも慶詩のツッコミ
は入ってこない!!
「お前、こんな時まで頭イカレてんじゃねぇか?」
キタッ――-―-―-―-―-―!!
「コホコホッ、頭はだいぶhighです。」
何かもう目が回りそうなぐらい視界がガタガタ
崩れて行きそうなんだけどね。
「ところで、今何時頃ですか?お外が暗くなって
るみたいだわ。」
「みたいじゃねぇよな。8時過ぎてんぞ。」
「○×▽□◇●▲!?」
そんなに時間が経っていたとは気付きもしなかったわ。
「おめぇ、女王がお怒りモードで探してるらしいぞ。」
「サユにこってり絞られる・・・・」
あれほど、早く帰りなさい馬鹿と言われたのだ。
それで、こんな時間まで何の音沙汰もなければ
心配しないわけない。
「諦めて早く帰んぞ。」
「うむ。」
壁に手を付いて起き上がろうとしたらクラッと
してそのままスローモーションで後ろに倒れ
込みそうになった。
「おめぇ、自殺行為だな。」
鼻で笑うとか酷くないか!?
こっちはあくまでも病人なんだから!!
ちっとは優しさを魅せろ。
「背中、貸してやっから乗れ。」
ぶっきら棒に言い放つ慶詩を二度見する。
やっぱり、金髪ライオンのセリフとは思えない。
「秘密の合言葉を・・・」
「そんなもんねぇだろ!!」
バシッとジンジンする頭を叩かれ衝撃で
天国への使者が登場しちゃうところだった。
やはり、金髪ライオンで間違いないそうだ。

