2つ目の倉庫を探してみるも見つからなかった。
やっぱり、ここじゃねぇのか。
ったく、どこいんだよ。
倉庫のドアを蹴飛ばす。
次の倉庫見たら図書室とか行くか。
んでも、女王が先に行ってるかもしれねぇな。
大体、あのチビ生きてんのか?
ここまで音沙汰ねぇとか可笑しいだろ。
相当ヤバい状況に陥ってるとか。
学校外に出た形跡はねぇんだよな。
鞄は机の上に会ったとか言うし、
下駄箱に靴も残ってるって話だ。
神隠しみてぇで夜の学校では丁度いい
怪談話になっちまいそうだ。
3つ目の倉庫の鍵を開けて電気を付ける。
サッカーボールやら野球ボールやらが
纏まって前の方に置いてある。
ここにも居ねぇのか。
倉庫をそのまま出ようかと思った。
仕方ねぇからユウヤと合流してどこ
探してねぇか聞いてみっかな。
ガタンという音が聞こえて後ろを振り返る。
風かなんかで物音か?
こんなとこで本当の怪談話とか笑えねぇぞ。
「・・・・ッコホ」
明らかにそこに何かが居ると思った。
サッカーボールのカゴを掻き分けて、
コーンを蹴飛ばしてバットを投げて、
奥へと進むと見つけた。
「おいっ、しっかりしろ。」
月明かりが差し込むその姿は誰だって
ヤバそうに見えるほど弱ってた。
頬が真っ赤で苦しそうに息を吸い込む。
目を閉じたまま地面に死体のように
動かなくなったチビが居た。
頬を軽く叩いて見るも意識がねぇのか
微動だにしない。
額に手をやるとだいぶ熱があった。
こりゃ、倒れねぇ方がどうかしてる。

