Hurly-Burly3 【完】


「姉ちゃん、暴走癖直してもらわないと今後

困るから誠何とかしろ。」

負のオーラを放つおにーさんの横で冷たく

言い放つのは女王の弟らしいな。

「修平君、サユの好きなようにやらせてやってよ。」

横山が悪いなと手を上げてきた。

「とりあえず、この付近で倒れてないかと

思って探してみたけど居なかったな。」

「そんで目ぼしいところとかねぇのかよ。」

ユウヤが指示して連れてきた奴らを先に校舎へ

突入していった。アイツ突っ走りやがったな。

「どうも、倉庫の整理してたみたいでさ。

一緒に倉庫の整理したって子から連絡が

あって一緒に教室戻って来たらしいその後

から見失ったみたいで俺たちにも検討つかない。」

「そうかよ。」

ったく、何でそんな面倒なこと引き受けやがったんだ

あのドチビアホじゃねぇか。

自分の体の限界ぐれー考えろよな。

んでも、どこから探しゃいいんだよ。

こういう時は初心に戻るっていうヤツだろ。

倉庫ってあれだろ。

バイク停めてきたとこの横にあった何個かだろ。

鍵取りに行ってから行ってみるか。

居るとは限らねぇけど、念のためだ。

んなとこに居たら見つかるはずだろうけどな、

どこにもあてはねぇし一か八かだな。

スニーカーの音が擦れる。

そういや、この靴もそろそろ寿命だな。

しかし、暗い上に不気味だな。

学校の怪談話なんかよくあんだろ。

ここで怪談話出されても困るんだよな。

俺、対処の仕方すら知らねぇし。

第六感とか持ってねぇから見えねぇし。

あのチビも怪談は確か駄目だったけか。

どこの鍵もあの部屋行きゃ揃ってる。

部屋に入ってから電気を付けて鍵を探る。

倉庫の鍵は3つあるから3つとも持っててみるか。

これで居なかったらどこ探すかな。

目ぼしいところなんか分かんねぇよ。