Hurly-Burly3 【完】


「俺は良いですけど、ひーちゃんが心配ですね。

こっちの始末は何とかするんでひーちゃんを

見つけてあげて下さい。」

もっくんがぺこっと頭を下げてきた。

あのチビ意外とこいつ等から好かれてんだよな。

美男の懐きようもどうかと思うけどよ。

俺らみてぇなのとよくつるんでられるよな。

もっくんみたいな人見知りまで万遍なく

付き合ってられてんだからアイツはよっぽどの

ネジが外れたヤツだ。

「慶詩、急いで行かなきゃだろう!?」

ユウヤはぎゃあぎゃあ騒ぐ。

「とりあえず、ウチの学校通ってるヤツ

は連れてくか。もっくん、残りので何とかできっか?」

「分かりました。」

まだ、飯食い終わってねぇんだよな。

ゆっくり食事すら摂らせてもらえねぇのかよ。

残りの牛丼をかきこんで厳選したメンバーと

学校に急ぐことにした。

こっからだとだいぶ時間くっちまうな。

東のゴタゴタは悪いがもっくんに何とかして貰う。

後で、合流出来りゃいいだろ。

「ユウヤ、飛ばせるか?」

「おうっ、イケるぞ。」

ちんたらしてっと役に立ちそうにねぇからな。

「ひーちゃんの危機だ!」

「ヒヨリンを見つけ出せ!!」

「ヒヨリン無茶すんなー」

こいつ等はアイツに懐き過ぎだろ。

そりゃ、アイツは確かに他とは違うだろうな。

アイツの素直さにこいつ等も満更じゃねぇ。

「ヒヨリン、待ってろよ!!」

「今すぐ行ってやんぞ。」

こいつ等も大概素直なヤツが多いと俺は思ってる。

信号に途中何度か引っ掛かりそうになったが、

随分かっ飛ばしたみてぇだ。

無理したヤツもちょいちょい居る。

俺とユウヤについて来れる奴は若干名だ。

学校についてから横山とチビのおにーさんと

知らねぇ顔の男が額に汗を浮かべて座り込んでた。