その白い目で見られるとかなり凹むのです。
多分、あたしにはもっと忍耐力を増やせと
これは神からのお告げね。
「滝に打たれ修行を始めようと思います。」
「日和ちゃん、そんなに落ち込まなくても・・」
「ヒヨリン、道知ってたら俺が一緒に行ってやる
から落ち込むな。」
馨君とナル君に瀕し状態からHP200増やされた
生き返り帰還する。
「あっちむいてほいっ」
向こうで白熱の戦いを繰り広げている2人を
温かく見守ることに。
「・・・・ヒヨリン」
その落ち込むようを見るとさらにハートにヒビが入るわ。
「ユウヤ、後悔させない自転車の走行をしてあげる
から落ち込まないでよ。あたしが落ち込むならまだしも
ユウヤが落ち込むとか非常にショックで生命の危機だ。」
「ヒヨリン、1人で妄想ばっかすんなよ。」
「ユウヤも妄想を楽しむ会に申請したいの?」
「マジで誰か代わってくれないかな・・・・」
みんなは体育館裏にバイクを停めてあるらしい。
そんなことが許されるのかとユウヤに聞けば、
知らねぇよと言って拗ねていた。
「それじゃあ、ユウヤは荷台に乗ってね。」
自転車置き場に自分の自転車を取り出して、
ユウヤに荷台をバンバン叩いて見せる。
「はぁ?俺が漕ぐ!!」
「ユウヤが付き合ってくれるんだからあたしが
楽しくお店まで走行しますからお客さん乗って
下さいな!!」
タクシードライバーごっこみたいで面白くないかな。
「でも、ヒヨリン・・・」
「あたしに気を遣わなくていいよ。
ユウヤは意外と女の子扱いしてくれるよね。
慶詩だったら絶対に漕げって言ってたと思うよ。
さぁ、遠慮せず乗って下さい。」
にんまり笑うとユウヤは自転車の荷台に渋々
乗ってくれた。
タクシーごっこなので料金は加算式ですと
行ったら金いるのかよと笑われた。

