女子会というものを開きたいらしい。

何度か開こうと開催の予定を企てているが、

意外と都合が合わずに開けないのである。

「スピード上がってない?」

彩乃ちゃん、あたしは勝負事には闘志を燃やす

タイプなので全力で立ち向かうのです。

負けるとか絶対にありえないのです。

やるなら勝つことだけしか考えられない。

「突き進めスーパーガールズファイターズを

結成いたしましょう。」

「日和、こんな状況でまだ言うか?」

サユの視線が背中に穴をあける勢いで鋭いのです。

「ひよっち、マジでウケる~」

クルミちゃんの爆笑でバランスを崩す。

「ちょっ、クルミ笑ってバランス崩すとかありえない。」

サユちゃん、お怒りモードです。

それもそのはずです。

バランスを崩したおかげでみんなつんのめりになったからだ。

「さゆっちとひよっちの掛け合い面白すぎるんだもん。」

「クルミ笑い過ぎよ。」

サユにごめんっていうクルミちゃん。

「彩乃なんとかして!!」

「誰も止められる人居ないと惨劇ね。」

サユと彩乃ちゃんはため息を吐いた。

「みんなチームワークだけはばっちりだね。」

酒井さんは微笑ましく笑ってる。

さすが、動じない女である。

そんな具合にムカデ競争の練習を終えからは

サユと二人三脚の練習出た。

クラスで5組ほど出るが、あたしのクラスは

女子があたしとサユのみの出場だ。

他はがっちりしたバスケ部やひょろっとした

もやしっ子やらが出るそうだ。

あ、因みに佐藤くんも二人三脚出るらしい。

彼は普段よく仲良くしている男の子と出場を

果たすらしい。

クラス優勝を目指して頑張って頂きたいところである。

そして、あたしとサユのコンビネーションは

最高に決まっている。