Hurly-Burly3 【完】


「まだ、時間はあるんですよ。

日和様が自分のご意志で選んで頂くご選択を

して下さることを願っています。」

大和さんもずっとこの調子だ。

思いとどまらせること言わないで。

あたしが決めたことがガタガタと崩れて

行きそうでどうしたら正しいとか間違いとか

分からなくなりそうだ。

これでいいと思ったことが無性に選択ミス

だったのかと怖くなる。

あたしはこれでいいと決めたんだ。

その意志を貫きたい。

「お兄ちゃんと同じこと言わないでよ。」

お兄ちゃんが何を知っているのか、

このことを知っているとしても知らなくても

その言葉は確実にあたしの決定事項を覆そうと

足掻くみたいにまとわりつく。

「何度だって貴女のためになるのなら言いますよ。」

だって、あたしはこんな方法しか思いつかない。

どんなに知恵を捻りだしてもみんなが不幸に

ならないようにするにはあたし1人の我慢で

済むんだよ?

どうにか他の方法もあるんじゃないかって

何度だって考えたよ。

でも、そんなの見つからないんだよ。

「どうすればいいか分からなくなる。」

何が正解でどうすればみんなハッピーエンドを

迎えられるか分からないから立ち止まるんだ。

どうせなら、海の細波と一緒になかったことに

ならないだろうか?

全てが無くなったらそれこそ辛い。

楽しかった思い出までもが全部なかったことに

なるならやっぱり立ち向かうしかないってそう

決めたんだ。

ウジウジ言ってる暇なんてあたしにはない。

そんなこと言ってるぐらいならとっくに絶望

の底に飲み込まれる。

それこそ、あたしらしさがちっともなくなる。

結局、逃げればそれだけの代償が後で降りかかって

後悔することになるんだ。