Hurly-Burly3 【完】


醤油ラーメン最高ッ!!

食べた気がするぜ。

さっきのフレンチはちまっとで全然お腹に

堪らなくて夜食は何を食べようかと失礼ながら

考えてしまっていた。

もりもり餃子を食べていると大和さんはまた

クスリと笑った。

「何が可笑しいの?」

大和さんはよく笑う人だな。

ユウヤの方がよく笑うっけ?

「未依様にそっくりな食べっぷりに感動してます。」

そんなの感動しなくていいよ!!

何と言う恥ずかしさ。

「母さんもよく食べるからね・・・・」

「未依様もラーメンは醤油だと言ってましたし、

餃子も最低5皿は食べます。」

だろうね!!

母さんの食欲はありえんからね。

母さんと比べたらあたしなんてまだひよっこレベルだ。

例えばの話だ。

唐揚げ丼とハンバーグカレーがあったとします。

どちらを選びますかと言われたら何言ってるの

2つ食べるに決まってるわ持ってきなさいよって

言う人なんだよね。

「見てるだけでお腹いっぱいになりますね。」

大和さんは塩ラーメンを食べてお茶を飲みながら

あたしが食べているのを微笑ましく見ていた。

とても恥ずかしいことこの上なかった。

でも、こういうところはよく見られる。

よく食べる女のレッテルは幼少の頃からです。

「お嬢ちゃん、よく食べるね。

おじさんからサービスね。」

焼き鳥丼を出してくれるお店のおじさんに

目を輝かせながらお礼を言った。

「ありがとうございますっ!!」

焼き鳥、らぶっ!!

焼き加減が丁度良くてタレがしみ込んでて、

キャベツとの相性が最高にいい。

もう幸せすぎる。