ベットに身体を預けて眠ると眠れないと言って
いたのが嘘のように眠りにつけた。
さすが、ふかふかベットだ。
お主はあたしに安眠を提供して下さるようで、
ベットの癖に図体デカいんだよと思ってごめんよ。
いじけていたなら今お主を抱きとめてやろう!!
「もげっ」
ダーリンがナイスキックです。
いつもあたしが寝相悪いと思う。
大きなベットな癖に朝目が覚めると下に落ちている
ダーリンを見ると悲惨な夜だったと思うこともしばしば。
今日は、お主が暴れん坊将軍クラスの寝相です!!
折角、眠れたのにダーリンのせいで起きちゃったじゃない。
本当に珍しいんだからね!!
あたしが夜中に起きるとか100%ありえないことなのよ。
一度寝ると朝までは起きないようになってるんだから。
ふと時計を見るとまだ2時。
丑三つ時だわ。
不吉な予感しかしなくなったわ。
よし、羊を数えて眠らねば。
そうよ、早く寝ないと背が伸びないわ。
それは困るもの全力で寝るに力を注ぐ!!
羊さんたち、あたしに眠りを捧げてくれ。
寝不足は良くないのよ。
横で眠るダーリンが羨ましすぎる。
お前、人のベットでそんな悠々と寝やがって!!
ここはお主のベットではなくあたしのベットだ。
大体、ダーリン最近自分の陣地広いんじゃないの?
ご主人のあたしを差し置いてなんてことなの!?
犬犬協会へ申請してやるわよ!!
『被告ジョセフィーヌ、お前は主のことを
考えずに眠った処罰と制す。』
そうだ、裁判官に訴えるぞ。
※日和は究極に眠れないを実感しています。
こうなったら眠るまで目を開けない。
したら、絶対にあたし寝れるだろ!!
結局、それから30分の格闘の末ようやく
眠れたのです。
眠れない夜と言うのはこんなにも恐ろしい
ものだということを知ったのはその翌日のこと。

